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府議会での条例可決に際して

大阪府議会で教育基本条例が可決されました。私たちのブログやメールにも、「大阪で英語科の教師になりたいと考えています。しかし、教育基本条例など、大阪維新の会が行う一連の教育政策を見ていると、不安を覚えずにはいられません」「妹が大阪の教員採用試験に合格しましたが、大阪教育基本条例に不安に思い、採用を辞退しました」など、不安の声が寄せられています。ぜひみなさんの意見をコメントやメールoosakakyouiku2011★yahoo.co.joまでお寄せ下さい。(★を@に変えてください)

by oosakakyouiku2011 | 2012-03-24 20:50

メッセージ追加(最終)

石川 文洋(写真家)
 大阪府・大阪市の「教育基本条例案」「思想調査」に強く反対します。
上杉 孝実(教育研究者) 
教育が教育でなくなる道を防がなければなりません。
大原 穣子(方言指導)
 私は教育勅語の下、そして「教育基本法」の下で「みんな違って、みんないい」と云うそれぞれの個性をのびのびと伸ばせる教育の二つの教育制度の下で成長して来ました。橋下市長の言動を見ていると、すごいファッショ的なものを感じます。子どもたちが自分の頭で考え、自分の足で行動出来るそんな教育をのびのびと受けられるようにと、願っています。
門脇 厚司(筑波大学名誉教授)
 上程されている条例案は、これから辿ることになる社会の先行きについての見通しをまったく欠落させた時代錯誤も甚だしい情けないもので、残念ながら、内容についていちいち言及する気はまったく起こりません。
 しかし、このような条例がこのようなかたちで出される根源に、わが国の都道府県及び市町村教育委員会のほとんどが、独自の高い見識にもとづく地域特性を活かした教育施策を主導するという本来の役割を果たせず、文部科学省の下請け機関となりラウンドスピーカーになり下がっていることにあると考えます。この度の条例案を廃案にする働きかけをすると同時に、あるいはそれ以上に、教育委員会そのものの刷新に向けた努力を懸命に為さねばならないのだと考えます。
久保 富三夫(和歌山大学教育学部教授)
教育基本条例案は、部分的に修正したとは言うものの、教育行政への首長のなりふりかまわぬ介入に道を開き、教職員を評価と処分でおどし、子どもと教職員を真理探究の営みから上意下達と競争主義の世界に今以上に追い詰めるものである点で、本質的に「維新の会」案と同じです。
橋下氏らが強調する「学力」概念自体に問題がありますが(ユネスコ「学習権宣言」がうたうものとはまったく異質)、百歩譲ってその「学力」向上のためであっても、本来は、大阪府・市における独自の少人数学級の推進(基本は法改正によること)や教職員と子どもがゆとりをもって教育・学習活動にあたれる条件整備、さらに、学問・研究の自由を基盤にした自主的な研修活動の保障による教員の教育力量向上が必要です。
また、職員に対する「アンケート調査」は、地方公務員法第36条(政治的行為の制限)の規定に職員が違反しているか否かの実態把握を完全に逸脱した憲法第19条違反の「思想調査」以外の何者でもありません。このことをマス・メディア(そして、多くの大阪府民・市民)がいまだに深刻に受け止めていない事態に、日本の民主主義と国民の人権感覚の脆弱さを痛感します。率直に言って、大阪府・市の教職員ではない小生であっても、意見表明することについて恐怖感を覚えます。教職員が従来以上に萎縮し、「長いものにはまかれろ」の諦め・思考停止が学校に蔓延する中では、子どもの豊かな成長はもとより、「世界標準で競争力の高い人材」育成すら実現できないでしょう。基本条例案の廃案を強く求めます。
住友 剛(京都精華大学准教授)
「修正案」として出された教育行政・学校・職員の3つの基本条例案。どれをどう読んでも、学校がよくなり、子どもの暮らしがよくなる実感が持てません。「こんな条例案なら、どれも制定しないでほしい。余計なことはしないでほしい」と、強く願います。
直木 孝次郎(大阪市立大学名誉教授)
 大阪府・市の教育基本条例案に反対するアピールに全面的に賛成します。正しい教育の実行には、自由な環境が必要です。教師の思想・信仰の自由を制約する府・市の教育基本条例のもとでは、本当の教育は行われず、型にはまった教育となることを憂います。かつて戦時中、小学校の生徒を人間としてでなく、国に役立つ人間に育てるために、小学校を国民学校と改称し、戦争が日本の惨敗に終わると、小学校にもどした苦い歴史を経験しました。教育は政治の支配から独立して、自由でなければならないことを改めて強調したいと思います。
西村 章次(埼玉大学名誉教授)
 条例案は子どもを忘れ、教育を逸しています。
堀尾 輝久(東京大学名誉教授)
 大阪の教育をめぐる動きは、東京にも重ねて胸を傷めています。教育を条例でしばり、職務命令で強制することは教育を生かし子どもを人間として育てる仕事にはなじみません。むしろ障害になります。学校に自由を、教育に人間を!と訴えます。
宮本 憲一(大阪市立大学・滋賀大学名誉教授)
 大阪府・市の「教育基本条例」は憲法の思想信条の自由を束縛するだけでなく「全体の奉仕者」である公務員の基本的任務に違反するものです。教育は政治に中立であり、独自の理想と自由をもち、そのことは原則として教員個人にもみとめられているものです。維新の会の方針は大阪の教育を破壊するもので容認できません。
山崎 朋子(女性史・ノンフィクション作家)
 先生の自由は、子どもの自由と直結します。〈権力〉の口出しは絶対に許してはいけません。
渡辺 一枝(作家)
 一人一人の個性を大切に育むことこそが教育の真髄です。首長や教育委員会におもねる「教育基本条例案」には反対します。

by oosakakyouiku2011 | 2012-03-17 00:08

メッセージ紹介(続き)

今回のアピールは11月に発表したものと同趣旨ですが、あらためてアピールを出したのは、①首長提案の条例案は、維新の会が提案した条例案と本質的に変わらないこと、②市職員への思想調査に示される思想信条の自由を認めず、市長への服従をもとめる人物による教育への介入、支配を許してはならない、③橋下氏は、国政への進出を公言しており、全国の課題であると考えたからです。
メッセージ紹介は、よびかけ人の佐藤学(大阪の記者会見へのメッセージ)、藤田英典、小野田正利さんです。
佐藤学(東京大学教授、日本学術会議会員
 「教育条例」は、何よりも教育行政への政治権力の介入を条例化し、教育の中立性を侵害し、知事の判断による教育委員の罷免や「職務命令違反」によって教師の免職までも規定しています。これらは、すべて憲法、教育基本法、学校教育法、地方教育行政法、地方公務員法に違反しており、その違法性は、文部科学省も言明し、最高裁判所の判決によっても明確化されています。子どもの未来と日本社会の将来を決定する教育の場で、このような違法性の顕著な条例が適用されれば、学校教育は恐怖政治の餌食となり、権力者の思い通りになる無法地帯へと変わってしまうでしょう。「教育条例」のような教育の悪法は、戦前の軍国主義教育においても、あるいは、どの全体主義国家の教育においても他に例を見ません。
 しかも、もはや「教育条例」に象徴される教育改悪は、大阪だけではなく東京、名古屋にも拡大し、さらには憲法改正をうたう右翼勢力の政治的野合にまで発展しようとしています。
 教育を政治に利用する「教育条例」は、子どもと教師を苦しめ、教育現場を混乱に陥れ、何一つ教育の改善を生み出さないばかりか、ますます教育の創造的な精神を破壊し、教育に最も必要な民主主義と信頼の関係を崩壊させるだけです。私たちは、この愚かな条例の成立を決して許してはならないと思います。大阪の市民も府民も、そして大阪以外の地域に住む市民も決して愚かな民ではないことを示してゆきましょう。私たちは、この条例が大阪市議会においても大阪府議会においても廃案になるまで闘い続ける決意です。
藤田英典(共栄大学教授、日本教育学会会長)
 憲法、教育基本法、労働基準法、地方公務員法などの理念と諸規定に抵触する危険な条例案を「民意」と称してに成立させようとする橋下市長や大阪維 新の会の独善性・反動性とポピュリズムに立脚した強権的な政治・行政手法がまかり通っている現状は、多くの識者が指摘しているように、かつてワイ マール憲法という優れた民主主義的な憲法の下でナチスの台頭を招来し是認した当時のドイツの状況に似ており、日本の教育と民主主義、市民社会を真 正の危機にさらすものだと思います。20世紀前半の当時とは時代状況も政治的・社会的課題も異なりますから、戦争や恐怖政治に突き進むといった可 能性はないとは思いますが、市民社会の成熟や熟議民主主義が重要だと言われる時代に、その基盤を突き崩していく非常に危険なものだと思います。
そのような危険極まりない条例案の成立を容認するのかどうかという点でも、また、「民意」を僭称し大上段に振りかざす橋下市長・大阪維新の会の独 善的かつ強権的な政治・行政手法を黙認ないし支持すのかどうかという点でも、大阪市民・大阪府民の知性・良識と、大阪に留まらず、日本社会全体の 将来に対する責任が、いま鋭く問われているのだと思います。そして、その点では、マスコミの知性・良識・良心と責任も同様に問われているのだと思 います。
小野田正利(よびかけ人、大阪大学教授)
 社会全体の閉塞感に乗じて、劇薬を飲ませるような、今回の3条例案は、多くの災禍を生み出すことになると私は大きな危惧を抱いています。多くの教員志望者や公務員志望者が、大阪から心離れていきはじめました。最初から人として大事にされない制度の創設へと向かっているからです。取り返しのつかないことが起きる前に、目をさまして欲しいのです。3条例案の撤回を強く求めます。

by oosakakyouiku2011 | 2012-03-02 16:52

賛同者リスト更新しました

賛同者135人のリストを更新しました。カテゴリーからご覧下さい。

by oosakakyouiku2011 | 2012-03-01 16:56

大阪・教育基本条例案に再び反対する」アピールを発表しました

w2012年2月28日
本日、2月28日、大阪市議会開会日にあたり、よびかけ人10氏が、「大阪・教育基本条例案に再び反対する」アピールを発表しました。東京(アルカディア市谷)と大阪(大阪市政記者クラブ)で、記者会見を行い、東京ではよびかけ人の佐藤学さん(東京大学教授、日本学術会議会員)と池田香代子さん(翻訳家)
が、大阪では、賛同者の池田 知隆さん(元大阪市教育委員長)と、田中恒子さん(大阪教育大学名誉教授)が記者会見を行いました
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写真はアピールを大阪市教育委員会、総務局に手渡す田中さん。

by oosakakyouiku2011 | 2012-02-28 19:53

1月28日、大阪でシンポジウム開催します

アピール「大阪教育基本条例案に反対します」よびかけ人10氏が、下記のように、1月28日に大阪で反対のシンポジウムを開催することになりました。アピールの賛同も100人を越えて広がっています。新たな賛同はおって掲載します。お近くの方はぜひ、お越しください。

◆名称:教育基本条例に反対するシンポジウム
――ともに考えよう 子どもたちの未来と大阪の教育
◆主催:「大阪教育基本条例反対アピール」よびかけ人
◆日時:1月28日(土) 午後1時30分~5時
◆場所:守口文化センター「エナジーホール」
◆登壇者:
・池田知隆(前大阪市教育委員会委員長、元毎日新聞論説委員)
・香山リカ(精神科医)
・佐藤学(教育学者、東京大学教授、前日本教育学)
・野田正彰(精神病理学者、関西学院大学教授)
・前田佐和子(地球物理学者、前京都女子大学教授)

シンポジウム案内告知ビラのPDF(729.7kB)

by oosakakyouiku2011 | 2012-01-12 16:40

記者発表後、18人の方から賛同がよせられました。

11月17日の記者会見後、文化人のみなさん、関西圏の大学学長、教育系学部長をはじめとする大学関係者、教育研究者のみなさん18人から新たに賛同が寄せられ、賛同者は76名にのぼっています。新たな賛同者・メッセージを追加しています。

呼びかけ人、賛同者一覧
賛同メッセージ

by oosakakyouiku2011 | 2011-12-02 15:44
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私たちは、「大阪維新の会」が大阪府議会に提案している教育基本条例案について、大阪にとどまらず日本社会全体にとって見過ごせない問題であると考え、このアピールを発表することにしました。


by oosakakyouiku2011
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